2019年3月21日(木)に和歌山県伊都郡九度山町慈尊院にある勝運アップのパワースポットで弘法大師(空海)が創建した勝利寺に行ってきました。勝利寺の近くには同じく弘法大師が創建した慈尊院や丹生官省符神社がありますが、それ以前に創建された古刹と伝わります。
今回勝利寺に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益やアクセス、駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
勝利寺へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・南海高野線「九度山駅」下車、勝利寺まで約2.3km、タクシーで約6分
・南海高野線「九度山駅」下車、勝利寺まで約2.1km、徒歩で約28分
・JR線「高野口駅」下車、勝利寺まで約3.5km、タクシーで約10分
・JR線「高野口駅」下車、勝利寺まで約3.0km、徒歩で約39分
自動車を利用
・カーナビに勝利寺の住所「和歌山県伊都郡九度山町慈尊院」を入力し検索
駐車場
勝利寺には仁王門の前に普通自動車が約10台駐車可能な無料駐車場があります。
特に混雑はしておらずすぐに駐車することができました。
勝利寺の参拝と見どころ
勝利寺の参拝開始
丹生官省符神社から少し山の方へ歩くと勝利寺へ続く石段が見えてきます。
かなり傾斜がある石段ですので歩きやすい靴をおすすめします。
江戸時代建立の仁王門
石段を無心で上ると立派な仁王門が見えてきます。
仁王門は江戸時代の安永2年(1773年)に建立された朱色と極彩色豊かな仁王門です。
仁王門の両側に安置されている仁王像は延享元年(1744年)に高野山奥の院の明遍杉を使って造られ、目には玉眼が入っています。仏師は不明ですが、阿形・吽形の金剛力士からは躍動感と迫力が感じられます。
本堂
仁王門を通り正面に見えるのが勝利寺の本堂で、江戸時代の明和8年(1771年)に建立されました。
参道増には奉納された「南無十一面観世音菩薩」の赤い旗が本堂まで続き、信仰の篤さを感じます。
昔は高野山への参拝者や宿泊客で大変賑わったと伝わります。
勝利寺の名前の由来
勝利寺は弘法大師が42歳の時に十一面観音を奉納し創建された古刹で、平安時代の弘仁7年(816年)に創建された慈尊院や丹生官省符神社より以前の創建と伝わります。本堂に祀られているご本尊の十一面観音は10種類の現世での利益(十種勝利)をもたらすと言われ、その為日本で唯一「勝利寺」と名付けられました。
十種勝利とは
寺名の由来になった十種勝利とは、以下の10種になります。勝運アップのパワースポットとしても有名で、野球やサッカー関係者をはじめ、スポーツ関係者が度々参拝に訪れています。
⑧溺死しない⑨焼死しない⑩不慮の事故で死なない
大師堂
本堂を正面に左側には弘法大師が祀られている大師堂があります。
地蔵堂・鐘楼
本堂の右側には地蔵堂、その隣に鐘楼があります。
地蔵堂は江戸時代の明和7年頃 (1770年頃) に建立されたもので、本堂と地蔵堂は渡り廊下で結ばれています。鐘楼は珍しい形状をしており、梵鐘はかかっていません。
方丈と庭園
こちらの茅葺屋根が特徴の建物は勝利寺の方丈です。
今は「紙遊苑」として、弘法大師が伝えたとされる高野紙の伝統を残す為、ジオラマや和凧の展示や高野紙づくりの体験(要予約)が出来るスポットになっています。
方丈の庭園は近年復元整備されたもので、藁葺きの方丈と庭園と周囲の景色を借景とした組み合わせが見事です。庭園の池では春を告げる小さなおたまじゃくしが泳いでいて癒されました。
御朱印
御朱印は勝利寺の管理を行っている慈尊院でいただくことができます。
5月30日。
和歌山県九度山町の勝利寺(しょうりじ)卍。
登りの階段は登りましたが、
小さい子つれているので、帰りの階段は緩やかな階段から降りました💦さすがに急で歪な石だったので😂
御朱印は下の慈尊院さんでいただけます♥🤗 pic.twitter.com/S5esvUfXK4— 御朱印垢@関西🔰 (@goshuin1984) May 30, 2021
おわりに
勝利寺の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。
境内には江戸時代建立の貴重な仁王門・仁王像・本堂・地蔵堂が現存しています。
勝運アップのパワースポットとして有名で、スポーツ関係者を中心に篤い信仰を集めています。
藁葺き屋根を持つ方丈と周囲を借景とした庭園の雰囲気も素敵でした。
見どころいっぱいの勝利寺に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
勝利寺 | |
住所 | 和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749 |
電話番号 | 0736-54-2214(慈尊院) |
営業時間 | 午前8時~午後5時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・南海高野線「九度山駅」下車、勝利寺まで約2.3km、タクシーで約6分 ・南海高野線「九度山駅」下車、勝利寺まで約2.1km、徒歩で約28分 ・JR線「高野口駅」下車、勝利寺まで約3.5km、タクシーで約10分 ・JR線「高野口駅」下車、勝利寺まで約3.0km、徒歩で約39分 ■自動車を利用 ・カーナビに勝利寺の住所「和歌山県伊都郡九度山町慈尊院」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が10台駐車できる無料駐車場あり |