地元では「にぎつさん」と親しまれ、芸州鎮護・文武両道の神が祀られている饒津神社(にぎつじんじゃ)!見どころや駐車場、所要時間をご紹介します!

饒津神社14
2021年7月10日(土)に広島県広島市東区にある芸州鎮護・文武両道の神が祀られており、地元では「にぎつさん」の名で親しまれている饒津神社(にぎつじんしゃ)にいってきました。
地元では「にぎつさん」の名前で親しまれている神社です。

創建天保6年(1835年)に、広島藩9代藩主の浅野斉粛(あさのなりたか)が祖先を祀るために、広島城鬼門(東北)現在地に社殿を建立したのが始まりです。
創建当初は二葉御社と称されましたが、明治6年(1873年)に饒津神社と改称されました。

饒津神社の饒津は「広島の町が物が豊かな水の都となるように」との願いを込めて名付けられました。
饒(じょう)=食べ物が豊かである・十分である・土地が土地が肥えている
津(つ)=港・船着場・川辺・海辺

昭和20年(1945年)8月の原爆により建物はすべて焼失し、石灯籠、手水鉢などの石造物と十数本の松のみが残る甚大な被害を受けました。
戦後、仮殿、本殿が再建され、昭和59年(1984年)に本殿・拝殿・瑞垣が戦前の姿に復元されました。

平成12年(2000年)に向唐門(むかいからもん)が復元、平成17年(2005年)に木製の鳥居が復元され、以前の姿と取り戻しました。

ご祭神以下の通りで、芸州鎮護・文武両道の神をお祀りしています。
・浅野長政命(あさの ながまさのみこと)
・浅野末津姫命(あさの まつひめのみこと)
・浅野幸長命(あさの よしながのみこと)
・浅野長晟命(あさの ながあきらのみこと)
・浅野長勲命(あさの ながことのみこと)

今回饒津神社に参拝してきましたので見どころやアクセス、駐車場等をご紹介したいと思います。

饒津神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。

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「饒津神社」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「広島駅」下車、饒津神社まで1.1km・徒歩約15分

自動車を利用

・カーナビに饒津神社の電話番号「082-261-4616」を入力

駐車場

境内には無料駐車場が参道横にあります。
侵入しても良いか少しびっくりしますが、石柱を過ぎた先が駐車場です。
饒津神社1

参道横に斜め駐車することができます。
饒津神社15

「饒津神社」の参拝と見どころ

創建時と同じ樹齢の被爆松の切り株

饒津神社の入り口の石柱を過ぎると原爆で被爆松の切り株が保存されています。
切り株を覆う覆屋もこの被爆松を材料として建てられました。
被爆松の樹齢は約170年と推定され、神社の創建時と一致し、被爆を伝える貴重なものです。
爆心地から1800mの位置にある神社では建造物はすべて焼失しましたが、境内にあった約20本の松の内約10本は生き延びました。
しかし松喰虫や大気汚染で平成15年(2003年)に最後の松も枯れたことからここに被爆松の切り株が保存されることになりました。
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樹齢約200年の国産檜で復元された二の鳥居

平成17年(2005年)に復元された木製の二の鳥居です。
島根県の樹齢約200年のヒノキが使用されています。
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恵比須天の石像

商売繁盛のご利益がある恵比須天の石像が鳥居近くにあります。
饒津神社は広島二葉山山麓七福神巡りの一つです。
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普通の概念とは異なる趣がある向唐門の布積み

二の鳥居から進むと向唐門(むかいからもん)があります。
昭和20年(1945年)の原爆で建物は焼失しましたが、礎石は原爆当時のまま残し、その上に平成12年(2000年)に復元されました。
向唐門下の石垣は長方形の石材を一段ごとに高さをそろえて積み上げる布積みと呼ばれる方法が用いられていますが、一つずつが長大で普通の概念とは異なった趣があります。
本殿前の石垣も布積みですが、こちらは伝統的な通常の布積みとなっています。
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被爆の痕跡を残した手水鉢

向唐門近くには手水鉢があります。
手水鉢は被爆により壊れた為、平成29年(2017年)まで使用できませんでした。
手水鉢表面のひび割れや破損等の被爆の痕跡は残し、水漏れ等の最低限の補修工事を実施し復活しました。
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社務所と拝殿

向唐門を通り左には社務所、直進すると昭和59年(1984年)に再建された拝殿があります。
手入れが隅々まで行き届いていて、拝殿あたりは解放感や緑が豊かでとても気持ちのよい空間です。
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拝殿のとなりには稲荷神社があります。
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五穀豊穣や商売繁盛のご利益がある稲荷神社

稲荷神社のご祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、五穀豊穣や商売繁盛があります。
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本殿の石垣は伝統的な布積み

更に奥に進むと本殿があります。
拝殿と共に、昭和59年(1984年)に再建されました。
三間社入母屋造で、本殿前の石垣は厳粛な場所の為、向唐門とは異なり伝統的な普通の布積みとなっています。
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おわりに

饒津神社に参拝してみて、境内の隅々まで手入れが行き届いていて、緑豊かで開放感がある清々しい神社でした。
昭和20年(1945年)8月の原爆により建物は一度すべて焼失しましたが、本殿・拝殿・向唐門、二の鳥居が創建当初の姿に復元されていました。
また、原爆の痕跡を後世に伝える為、痕跡を残した手水鉢や被爆松の切り株が保存されていました。
石垣も見どころの一つで、向唐門の従来概念と異なる布積みと本殿の伝統的な布積みの違いを見ることもできます。
近くには、広島東照宮鶴羽根神社もありますので合わせて拝観してみてはいかがでしょうか。

饒津神社(にぎつじんじゃ)
住所広島県広島市東区二葉の里2丁目6-34
電話番号082-261-4616
拝観日時終日可能
休日年中無休
拝観料無料
アクセス■交通機関の場合
・JR線「広島駅」下車、饒津神社まで1.1km・徒歩約15分
■自動車の場合
・カーナビに饒津神社の電話番号「082-261-4616」を入力
駐車場境内参道横に無料駐車場あり