2018年8月24日(金)に北海道野付郡別海町にある「野付半島ネイチャーセンター」「トドワラ」「ナラワラ」に行ってきました。
野付半島ネイチャーセンターがある野付半島は知床半島と根室半島の間にある全長約26kmの日本最大の砂の半島にあり、周辺では今まで235種類の野鳥が確認されています。
野付半島は針状の形をしており、半島には砂浜、干潟、草原、高層湿原、森林が広がっています。
野付半島・野付湾は、湿地の保全に関するラムサール条約にも登録されています。
中でも「この世の果て」とも呼ばれる立ち枯れした木々と荒涼とした景色が特徴の「トドワラ」「ナラワラ」は景勝地として有名です。
今回、野付半島ネイチャーセンターを訪れた後、トドワラ、ナラワラを見学してきました。
またネイチャーセンターでおいしいランチを頂きましたのでご紹介したいと思います。
野付半島ネイチャーセンターの見学とランチ、トドワラ、ナラワラ見学した場合の所要時間は2時間でした。
見どころ・おすすめ
見どころ・おすすめは以下の通りとなっています。
・「野付半島ネイチャーセンター」の野付半島の展示とランチ
・「この世の果て」と称される「トドワラ」
・海水の浸食の経過が見れる「ナラワラ」
アクセス
車を利用した場合
・中標津空港から39km・車で約40分
車で行く場合はカーナビにMAPCODE「941 610 470*24」と入力して下さい。
駐車場
野付半島ネイチャーセンターには車が50台駐車可能な無料駐車場があります。
駐車場は広くて半分以上空いておりとても駐車しやすい駐車場です。
見学開始
「野付半島ネイチャーセンター」で見学
野付半島ネイチャーセンターで野付半島の写真や説明を見学した後、トドワラに向かいます。
トドワラとは長い時間かかって作られた堤防状の砂の堆積の上にトドマツの林ができ、そこに海水が入り込み枯木群へと変化したものです。
ネイチャーセンターの丸太の上ではクワガタが一休みしていました♪
ネイチャーセンター側には野付半島の石碑があります。
こちらの石碑からトドワラまでは約1.5km、徒歩で約30分かかります。
道中は写真のような獣道になりますので動きやすい服装と靴をおすすめします。
真夏なのに寂しく荒涼とした不思議な景色が広がっています。
道中には原生花がたくさん咲いており、植物観察を楽しんでいる方も多くおられました。
ネイチャーセンターセンターから約25分程でトドワラの入り口に到着します。
トドワラ入り口から枯木群までは徒歩約5分で到着します。
トドワラ枯木群までは桟橋を通って進みます。
野付半島・野付湾はラムサール条約に登録されている湿地で、その湿地の中を桟橋を通って枯木群へと向かいます。
トドワラまでの景色は荒涼としており、まるでこの世の果てに向かって歩いているような感じになります。
「この世の果て」と称される「トドワラ」
こちらがトドワラです。
元々この辺りはトドマツやエゾマツが生い茂った原生林でしたが、海水の上昇とともに浸食が進み枯れ木群となり、枯れ木群も写真のように風化によって消滅が進んでいます。
ネイチャーセンターからは往復1時間かかりますが、この場所でしか出会えないとても貴重な景色ですので是非見学することをおすすめします!
トドワラは消えゆく運命にありそれもあって「この世の果て」の景色と感じるのかもしれません。
ネイチャーセンターから「トドワラ入り口」まで徒歩だと約25分かかりますが、約7分で到着することが出来る「トラクターバス」も運行されています。
料金は片道大人500円・小学生300円・幼児は無料、予約不可で人数が集まり次第出発します。
かなり時間が短縮できるので、時間のない方におすすめです!