【滋賀県東近江市】湖東三山のひとつで紅葉の名所である百済寺!見どころや所要時間、アクセスや駐車場をご紹介します

最後の山城「百済寺城」の石垣

参道途中には百済寺にあった最後の山城「百済寺城」の石垣が残っています。
百済寺は織田信長と敵対していた六角氏に米を送っていたため、信長の焼き討ちにあいました。
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百済寺の石仏や巨石は安土城築城の為に運び出されましたが、小石を積み上げた石垣は破壊されずそのまま残されました
百済寺城は「山城」最後の形、安土城は「平城」最初の形といわれています。
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参道奥に見えるのが仁王門です。
霧がでて幻想的な光景が広がっています。
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こちらは霧がない時の参道です。
遠方からでも「仁王門」の大きな「大草履(おおわらじ)」がよく見えます。
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吊り下げられた大草鞋は健康長寿のご利益「仁王門」

仁王門」は本堂と同じ江戸時代前期に作られました。
仁王門に吊り下げられた「大草履」は、元は約50cmの大きさでした。
江戸時代中頃に仁王門を通過する参拝客が、健脚・長寿の願を掛けたり、触れると身体健康・無病長寿ご利益があると伝わるようになりました。
そして草鞋が大きいほどにご利益も大きいと大型化し、現在は約3mの大きさになっています。
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重要文化財指定の「本堂」

仁王門を過ぎるとすぐに「本堂」が見えてきます。
本堂は平成16年(2004年)、国の重要文化財に指定されました。
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元の本堂は明応7年(1498年)の火災、文亀3年(1503年)の兵火、天正元年(1573年)の織田信長の焼き討ちによって焼失しました。
その後、江戸時代初期の慶安3年(1650年)に再建されました。
本堂は一重、五間六間、屋根は入母屋造で檜皮(ひわだ)葺き、正面中央には軒唐破風付となっています。
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本堂内部には奈良時代に聖徳太子が霊木の杉で作った「十一面観音菩薩像」があります。
十一面観音菩薩像は信長の焼討の前夜に持ち出され、現在も秘仏として安置されています。
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樹齢推定1000年の「千年菩提樹」

本堂側には「千年菩提樹(せんねんぼだいじゅ)」があり、樹齢は推定約1000年です。
天正元年(1573年)の信長の焼き討ちにあい、幹まで焼失しましたが、幸いにも熱が根まで及ばなかった為再生し、現在もその姿を見ることが出来ます。
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参拝後に軽食

本堂から駐車場に戻り、近江牛コロッケ(200円)や松茸フライ(300円)を頂きました。
できたてあつあつが出てきてとってもおいしかったです♪
近江牛や松茸がリーズナブルな価格で楽しめてお得感があります!
できたてよもぎもちも販売されていてこちらもとってもおいしく、お土産に買って帰ると喜ばれました♪

おわりに

百済寺の本坊庭園は、大きな池に巨石群を効果的に配置し、庭園東の山や比叡山を借景とした躍動感を感じる庭園でした。
その庭園を紅葉が鮮やかに彩り、感動を覚える素晴らしい光景が広がっていました。
江戸時代初期に建立された重要文化財の本堂や、仁王門の大草鞋も見ごたえがあります。
私はお城が好きなので参道途中にある、最後の山城「百済寺城」の石垣も見ごたえがありました。
湖東三山のひとつで滋賀県屈指の紅葉の名所「百済寺」に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

ょうか。

百済寺(ひゃくさいじ)
場所 滋賀県東近江市百済寺町323
電話 0749-46-1036
アクセス ■交通機関を利用
・近江鉄道「八日市駅」下車、タクシーで約10分
■車を利用
・名神高速道路「八日市IC」から約12分
休日 無休
拝観時間 午前8時~午後5時
拝観料 大人:600円
小中学生:200円
駐車場 約220台駐車可能な無料駐車場あり