2018年7月14日(土)に大阪府交野市私市にある磐船神社(いわふねじんじゃ)にいってきました。
古代から続く修行の場所として、現在ではインディー・ジョーンズさながらの岩窟めぐりが有名な神社です。
磐船神社の創建は不明ですが、『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』によるとご祭神で「物部氏(もののべし)」の祖神とも言われる「天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)=饒速日命(にぎはやひのみこと)」が「天の磐船(あめのいわふね)」に乗って河内国河上の哮ヶ峯(たけるがみね)に降臨されたとの伝承が伝わっています。
降臨時に使用された「天の磐船」と呼ばれる高さ約12メートル・全長約12メートルの舟形の巨岩は現在御神体となっています。
この巨岩は大阪城築城の際に加藤清正公が運び出そうとしましたが断念し、岩の上に「加藤肥後守清正」と刻んだ逸話が残っています。
有名な岩窟めぐりですが、古来より修験道の行場として知られ、昔のままの姿が保たれています。
岩窟の中は人ひとりがやっと通れたり、狭い穴を足から滑って降りたり、崖を登ったり、橋を渡ったりと、岩窟巡りをするだけで行になると言われています。
今回岩窟めぐりを行ってきましたので服装や所要時間をご紹介したいと思います。
磐船神社の所要時間ですが、岩窟めぐりが30分、境内が10分で参詣時間の合計は約40分でした。
磐船神社へのアクセス
電車でアクセス
・京阪電車交野線「私市駅」下車、京阪バスまたは奈良交通バスに乗車、「磐船神社前」バス停下車すぐ。
・近鉄「生駒駅」下車、奈良交通バス「北田原方面行き」に乗車、終点「北田原」バス停下車徒歩1キロメートル・約15分
駐車場・料金情報
磐船神社には10台程度駐車可能な無料駐車場があります。
磐船神社の見どころ
磐船神社の見どころ・おすすめスポットは以下の通りになります。
・拝殿と饒速日命が乗ってきたと伝わる「天の磐船」
・インディ・ジョーンズさながらの「岩窟めぐり」
・天照大神が引きこもった「天の岩戸」
岩窟めぐりの拝観の注意事項
岩窟めぐりは危険も伴うため一人では拝観できません。
岩は滑りやすいので滑りにくい靴で、また登ったり足から滑り降りたりするので動きやすい服装が必須です。
毎月第三水曜日・第四水曜日・翌木曜日は拝観休業日です。
岩窟拝観につきまして、事故防止と万が一の場合に速やかに認知、救助が出来るように、お一人での拝観は男女を問わず、お断りさせて頂きます。
拝観希望の方はお二人以上で参拝されるようお願い致します。
又、どうしてもお一人での拝観がご希望の場合、日曜日・祝日の拝観希望者が多い日に来て頂くと、他のグループと一緒に拝観して頂くことができます.その場合ある程度待機時間が発生する場合がございます。
また、平日に希望される場合には事前にご連絡をいただき、日時を調整の上ご予約していただくと、神社の者が一緒に行くことも可能ですが、社務の都合によりご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。事前のご予約がない場合、お一人での拝観をお断りすることがございます。
ご予約は必ずお電話にてお願い致します。
電話番号 072-891-2125(予約受付時間 午前9時〜午後4時 休業日は除く)
磐船神社のHPより引用
磐船神社参拝
磐船神社の入り口です。
天孫降臨の地・岩窟めぐりと書かれた大きな看板が目印です。
看板から少し進むと立派な石の鳥居がありますのでこちらから参拝開始しましょう。
拝殿と饒速日命が乗ってきたと伝わる「天の磐船」
鳥居をくぐると正面に拝殿、奥に饒速日命が乗ってきたと伝わる「天の磐船」が見えます。
天の磐船の巨岩は、高さ約12メートル・全長約12メートルになります。
拝殿の右側の参道を進むと社務所があります。
岩窟めぐりをする為には社務所で拝観受付を済ませておく必要がありますので社務所に向かいます。
天の磐船を横から見たところです。
写真正面の建物が拝殿ですが、比べてみても天の磐船の大きさに驚きますね!
社務所は朱色が美しい橋を渡った先にあります。
こちらで岩窟めぐりの拝観料500円を納めます。
この時、宮司の方より以下の危険性を丁寧に説明を受けた後、承諾書へ拝観者(代表者のみ)はサインする必要があります。
大きなカバンはもって入れませんが社務所で預かってもらえます。
1、行衣(しろたすき)着用の事(社務所で貸します)
2、滑りやすい靴はわらぞうりに履き替えます(同上)
3、年齢制限があります(10歳以上75歳未満の方入窟可)
4、飲酒後の入窟はできません
5、夜間、雨天時、増水時は拝観できません
磐船神社のHPより引用
朱色の鳥居をくぐって先に進みます。