2017年12月30日(土)に京都府京都市北区にある今宮神社(いまみやじんじゃ)にいってきました。
別称「玉の輿神社」とも呼ばれ、良縁開運のパワースポットしても有名です。
理由としては、京都の西陣の八百屋に生まれた「お玉」は今宮神社へ強い崇敬を持った女性でした。
お玉は江戸城で働くことになり、そこで徳川3代将軍家光に見初められ側室になりました。
その後徳川5代将軍綱吉を生み、生母・桂昌院として大きな権力を持つようになりました。
一説では「玉の輿」ということわざの由来になったとの説もあります。
このようなことから良縁・開運のパワースポットとして有名な神社です。
創建は平安時代の正暦5年(994年)、都で大規模な疫病が流行した為、疫病を鎮めるための御霊会が営まれ、社が建設され今宮神社が創建されました。
その後、疫病の神を祀る神社として、無病息災や健康長寿のご利益があると信仰を集めてきました。
毎年4月の第2日曜日は、桜の花が散るころに疫神が分散して人を悩ますのを鎮めるための病鎮めの祭事で、京の三大奇祭のひとつ「やすらい祭」が行われます。
ご祭神は「大己貴命(おおなむちのみこと)」「事代主命(ことしろぬしのみこと)」「奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)」です。
ご利益は無病息災・健康長寿・開運・良縁のご利益があります。
今宮神社の東側の門前には創業1000年以上の「かざりや」、創業400年以上の「一和」の2軒のあぶり餅のお店があります。
厄除けのご利益があるとして、全国からの参拝客でいつも賑わっています。
また最近ではアニメ「けいおん」の聖地巡礼地としても有名です。
今宮神社の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約40分でした。
今宮神社へのアクセス
電車・バスでアクセス
・JR線「京都駅」(A3のりば)で市バス「206(右回り)号系統」に約40分乗車し「船岡山」下車徒歩約7分。
出典:京都の安い宿:京都駅前バス乗り場案内マップ
・地下鉄烏丸線「北大路駅」下車、市バス「1・北8・12・M1・204・205・206番」乗車し「船岡山」下車徒歩約7分。
タクシーでアクセス
・JR線「京都駅」からタクシーの所要時間は約30分、料金は約2500円。
駐車場・料金情報
今宮神社横には自働車が44台駐車可能な有料のパーキングがあります。
9時~18時の間、最初の1時間は100円で、以後30分100円です。
門前の名物あぶり餅「一和」「かざりや」を利用した場合、60分無料チケットがいただけます。
参拝時間は1時間弱ですので名物あぶり餅を楽しんだ場合は無料で参拝することも可能です。
ただし年末年始は特別料金になり1時間500円必要です。
今宮神社の見どころ
今宮神社の見どころは以下の通りになります。
・東側の門前の昔ながらの神社の参道風景
・本殿と桂昌院の義弟が寄進した青銅の灯籠
・病気平癒や祈願成就のパワースポット!奇石「阿保賢さん」
今宮神社参拝
今宮神社境内へ
今宮神社入口には美しい朱色の楼門があります。
こちらを通って境内へと進みます。
境内に入り直進方向に本殿や奇石「阿呆賢さん」、右側に手水舎や昔ながらの門前風景が広がっています。
東側の門前の昔ながらの神社の参道風景
東側の門前の風景で、昔ながらの門前町の風景が広がっています。
参道の両側に有名なあぶり餅店「一和」「かざりや」さんがあります。
あぶり餅とはきな粉をまぶした親指大のお餅を竹串にさして炭火であぶったあとに白味噌の甘だれをかけた餅菓子のことです。
こちらのあぶり餅は平安時代からある日本最古の和菓子とされ、応仁の乱や飢饉のときに振舞ったと伝わっています。
必ず立ち寄りたいあぶり餅のお店
「一和」さんの創業は1000年以上前で、日本に7社ある創業1000年を超える会社の一つです。
平安時代から営業を続け、応仁の乱や飢饉で振舞ったり、千利休が茶菓子として使用したと伝わっています。
営業時間は10時~17時で毎週水曜日が定休日となっています。
利用すると駐車場が1時間無料になります。
「かざりや」さんの創業は江戸初期からで約400年の歴史があります。
客席数は80~100席あり、修学旅行生の体験もできます。
営業時間は10時~17時で毎週水曜日が定休日となっています。
利用すると駐車場が1時間無料になります。
お玉の井
楼門近くの手水舎の井戸は「お玉の井」と呼ばれ元禄7年(1694年)に「桂昌院(お玉の方)」が寄進したものです。
こちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
神楽殿
神楽殿で奥に拝殿・本殿があります。
本殿と桂昌院の義弟が寄進した青銅の灯籠
本殿は明治29年(1896年)に焼失し、明治35年(1902年)に再建されました。
手前の灯籠が桂昌院の義弟が寄進した青銅の灯籠になります。
アニメ「けいおん」の聖地
今宮神宮の本殿は、少し前に放送されたアニメ「けいおん」の聖地にもなっており、けいおん1期7話で登場しました。
本殿側の絵馬にはけいおんの描かれた絵馬が数多くかかっています。
疫神社
本殿向かって左側には「疫神社」があります。
本社が鎮座される以前からあったといわれ「素戔男尊(すさのおのみこと)」をお祀りしています。
織姫社
織姫社で、江戸時代に西陣の機織家が堀川の東西に織物の神としてまつられていた女神をお祀りしています。
毎年11月11日には「西陣の日」として式典が行われています。
病気平癒や祈願成就のパワースポット!奇石「阿保賢さん」
今宮の奇石「阿保賢さん」です。
古くから神占石ともいわれ、病弱な者はこの石に心をこめて病気平癒を祈り、軽く手のひらで石を撫で身体の悪いところをなでれば健康回復を早めると伝わっています。
また、「重軽石」ともいわれ、まず軽く手のひらで三度石を叩いて持ち上げると重くなり、次に願いを込めて三度なでて持ち上げ、軽くなると願いがかなうといわれています。
石は男性が持っても結構重く感じましたが、なでた後は少し軽くなった気がしたので願いが叶うといいなぁと思います♪
本殿右側には社務所がありお守りを授与していただけます。
御朱印もこちらでいただく事ができます。
今宮神社に参拝に来た際は、神社限定で良運アップの「玉の輿守」がおすすめ!
お守りの柄には京野菜が色とりどりに描かれいてとてもかわいいですね♪
それ以外のお守りは、良縁「えんむすび御守」、幸をよぶ「吉報守」、開運「貝守」、「玉の子宝守」、「神子守」等、運気をアップさせる為のお守りが数多くあります。
おわりに
今宮神社に参拝してみて神社の東側の門前の風景は歴史情緒あふれる風景で素敵でした。
そこでいただけるあぶり餅もおいしくて厄除のご利益があるのでおすすめします。
境内にある奇石「阿保賢さん」にも是非参拝して健康回復や所願成就を祈願してみてくださいね。
京都の神社の中でも強力なパワースポットがある神社ですので是非一度参拝されてみてはいかがでしょうか。
今宮神社 | |
場所 | 京都市北区紫野今宮町21 |
電話 | 075-491-0082 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
参拝時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣に最初1時間100円(以後30分毎100円)のパーキングあり。 「一和」「かざりや」を利用した場合1時間無料。 |
交通 | ・JR線「京都駅」(A3のりば)で「206(右回り)号系統」に約40分乗車し「船岡山」下車、徒歩約7分。 ・地下鉄烏丸線「北大路駅」下車、市バス「1・北8・12・M1・204・205・206番」乗車し「船岡山」下車徒歩約7分。 |