2017年7月28日(金)に京都府京都市下京区にある「因幡堂(平等寺)」にいってきました。
山号は「福聚山」、宗派は「真言宗智山派」です。
因幡堂(平等寺)の創建は、平安時代の長保5年(1003年)に橘行平(たちばなのゆきひら)が開基となり開かれました。
因幡堂の名前の由来は「因幡堂縁起(いなばどうえんぎ)」に詳しく書かれています。
「因幡堂縁起」によると、橘行平が京都から因幡国(現在の鳥取県)に任務で向かい、任務完了後の帰路で急病にかかってしまいます。
病気の回復を祈願したところ、夢のお告げで因幡賀留津(いなばかるつ)の海中に浮木があり、それを供養しなさいとのお告げがありました。
お告げにしたがって浮木を探すと見つかり、よく見てみると薬師如来像でした。
因幡でお堂を立てて薬師如来を供養し、京都に帰ると薬師如来像も行平を追って京都にやってこられました。
行平は長保5年(1003年)に自宅を改造して薬師如来像を祀り、そのお堂を因幡堂と名付けました。
庶民や歴代天皇からも厚い信仰をあつめ、平等寺の名前は承安元年(1171年)に高倉天皇により平等寺と命名されました。
因幡堂はがん封じのご利益があるお寺として有名で、かわいいインコや文鳥のお守りもとても人気があります。
因幡堂(平等寺)の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。
因幡堂(平等寺)へのアクセス
電車でアクセス
・地下鉄烏丸線「五条駅」から約400メートル、徒歩約5分
・阪急京都線「烏丸駅」から約500メートル、徒歩約6分
・京阪本線「清水五条駅」から約1.2キロメートル、徒歩約16分
駐車場情報
因幡堂には駐車場はありませんので近隣のパーキングに駐車します。
値段は大体20分200円程度のところが多いです。
因幡堂はがん封じとインコや文鳥お守りが有名
因幡堂は、がん封じのご利益で有名です。
因幡堂は昔より不治の病の時は因幡薬師に祈願していました。
現在は癌の回復を祈願し、多くの人々が祈願しています。
その為「がん封じの薬師如来」として現在も厚く信仰されています。
こちらががん封じのお守りで、薬壺のお守り(1000円)が人気があります。
無病息災の「オカメインコ・セキセイインコ・文鳥白・文鳥黒」のお守りがかわいくて人気があります。
えんむすび御守もありました。
とてもかわいくて人気がありますが、数に限りがあり、午前9時から授与開始されるので授与希望の方は9時に参拝するのがおすすめです。
因幡堂(平等寺)で参拝
因幡堂(平等寺)の入り口です。
こちらの門をくぐると本堂になります。
本堂で、右奥に手水舎があります。
因幡堂の本尊は重要文化財に指定されている「薬師如来立像」で、平安中期から後期の作品といわれています。
しっかりと清めてから参拝へと進みます。
がん封じのご利益で有名で、健康を祈願しに平日にもかかわらず参拝者が途絶えることはありません。
こちらでお守りを授与していただけますが、授与していただくお守りひとつずつを仏様の前まで持っていって祈願していただくというとても丁寧なご対応に感動しました。
境内には観音堂があります。
洛陽三十三観音の第二十七番霊場に数えられています。
おわりに
因幡堂は観光ガイドであまり紹介などされていませんが、がん封じのご利益やかわいいインコや文鳥のお守りを求めて参拝者が途絶えることのないお寺でした。
お守り等を授与していただく際には、その場でひとつずつ仏様の前で祈願していただいた上で受け取ることができます。
とても丁寧な対応をしていただき、無病息災や病気平癒のご利益を期待しながら参拝させていただきました。
場所 | 京都府京都市下京区因幡堂町728 |
電話 | 075-351-7724 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
拝観時間 | 6:00~17:00 |
駐車場 | なし |
交通 | ・地下鉄烏丸線「五条駅」から 約400メートル、徒歩約5分 ・阪急京都線「烏丸駅」から 約500メートル、徒歩約6分 ・京阪本線「清水五条駅」から 約1.2キロメートル、徒歩約16分 |
コメント
[…] 引用元:むさしの散歩日記。 […]