2017年3月5日(日)に東京都小金井市にある小金井神社(こがねいじんじゃ)にいってきました。
小金井神社の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約20分でした。
小金井神社の由来・概要
小金井神社の創建は、元久3年(1205年)に武蔵国を開拓した当時に里人が菅原道真公を敬慕し社殿を造り神霊を祭って天満宮と称したことがはじまりと伝わっています。
宝暦元年(1751年)に本殿を改築し、明治22年(1889年)に拝殿の工事を始め、5年後の明治27年(1894年)に拝殿が完成しました。
明治維新で天満天神と改称し、明治3年(1870年)に小金井神社と改称しました。
境内には境内社である「稲荷神社」「熊野神社」「大鷲神社」が祀られています。
また、小金井神社の近くを流れている「野川」にかかる「天神橋」は『借りぐらしのアリエッティ』でも出てきた橋として有名です。
ご祭神・ご利益
ご祭神は、菅原道真公(すがわらのみちざね)です。
菅原道真公は学問の神様として有名です。
ご利益は、学業成就・厄除け等のご利益があります。
小金井神社へのアクセス
電車でアクセス
・JR中央線「武蔵小金井駅」から徒歩約11分
・西部多摩川線「新小金井駅」から徒歩約22分
車でアクセス・駐車場
小金井神社には無料駐車場もありますので、車での参拝もおすすめです。
小金井神社参拝
入り口の石段を上って参道を進みます。
奥の建物が拝殿になります。
入り口の狛犬は江戸風狛犬で、真ん中で分かれている前髪や控えめな獅子鼻が特徴です。
巻いたあごひげや体にそって毛が流れているのも江戸風狛犬の特徴です。
立派な石の明神鳥居を通って境内へと進んでいきます。
明神鳥居をくぐると右側に社務所と力石があります。
こちらの力石はもともとは占いの為に使われていましたが、その後お祭りで力比べや鍛錬で使われるようになりました。
150年以上前のもので、左手の力石は250キロ近くもあります。
手水舎です。
ご祭神が梅にゆかりのある菅原道真公ですので、水盤には梅の紋が入っています。
手水舎でしっかりと身を清めてから拝殿へと進みます。
拝殿前には狛犬が悪い気からお社を守っていました。
拝殿の狛犬は背筋がのびて立派な獅子鼻とギョロ目の狛犬で畿内の狛犬の特徴を持っていました。
ご祭神の菅原道真公が京都にゆかりが深いので狛犬も畿内の特徴を持っているのではと思います。
拝殿は、明治22年(1889年)に工事を始め、5年後の明治27年(1894年)に完成しました。
美しい木造の拝殿です。
拝殿・本殿の周りは緑で囲まれており、静寂な境内でとても心が落ち着く空間です。
拝殿の前には撫で牛がいました。
ちょうど白梅が美しく咲いていて、心なしか牛も笑っているように見えます。
牛と白梅と拝殿の組み合わせが風情があって素敵でした。
本殿です。
本殿は宝暦元年(1751年)に改築されたもので、こちらも拝殿同様で年を経た木造の色合いが美しいですね。
境内社の稲荷神社です。
ご祭神は伏見稲荷大社と同じ宇迦之御魂神で五穀豊穣や商売繁盛のご利益があります。
本殿側には弓道場があり、静かな境内に心地良い弓の音が響いていました。
熊野神社です。
ご祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命で、病気平癒・安産のご利益があります。
こちらは拝殿への参道途中に左側にある大鷲神社です。
ご祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)で商売繁盛のご利益があります。
駐車場の側には神楽殿もありました。
おわりに
小金井神社は緑に包まれ、静寂なとても心地よい神社でした。
拝殿・本殿は木造で、年を重ねた木の色合いが見事な建造物でした。
ご祭神は菅原道真公で最近は学問成就を祈願しに学生の参拝も増えています。
拝殿前の撫で牛や白梅も見ごたえがあります。
武蔵小金井から徒歩約11分で素敵な小金井神社がありますので是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 東京都小金井市中町4-7-2 |
拝観料 | 無料 |
拝観日 | 無休 |
交通 | ・JR中央線「武蔵小金井駅」から 徒歩約11分 ・西部多摩川線「新小金井駅」から 徒歩約22分 |
コメント