2015年12月12日に北鎌倉にある臨済宗本山 円覚寺(えんがくじ)に行ってきました。
円覚寺は鎌倉五山の2位で元寇の戦没者を敵味方なく弔うために創建されました。
円覚寺の見所は、国宝に指定されている舎利殿(しゃりでん)、同じく国宝に指定されている洪鐘(おおがね)です。
夏目漱石の門にも登場する山門、約100体の観音様が並んでいる方丈も見所になっています。
それ以外にも見所は非常に多いです!
北鎌倉仏閣巡りで一番最初に訪れる場所で、北鎌倉駅改札口出口すぐのところにあります。
新緑やあじさい、紅葉等四季折々風景が変化し、楽しめます。
今回訪れたのは12月中旬で、紅葉がちょうどよい感じで楽しめました♪
今回ゆっくり見学して、所要時間は約1時間30分でした。
円覚寺の概要
円覚寺は1282年に、元寇で戦没した多くの敵味方の霊を弔うために創建されました。
開基は元寇の役に活躍した鎌倉幕府の執権北条時宗で、開山は宋から来朝した無学祖元です。
円覚寺(えんがくじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院。山号を瑞鹿山(ずいろくさん)と称し、正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)と号する。臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられる。本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元である。なお、寺名は「えんがくじ」と濁音で読むのが正式である。
鎌倉時代の弘安5年(1282年)に鎌倉幕府執権・北条時宗が元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建した。北条得宗の祈祷寺となるなど、鎌倉時代を通じて北条氏に保護された。
JR北鎌倉駅の駅前に円覚寺の総門がある。境内には現在も禅僧が修行をしている道場があり、毎週土曜・日曜日には、一般の人も参加できる土日坐禅会が実施されている。かつて夏目漱石や島崎藤村、三木清もここに参禅したことが知られる。
(Wikipediaより引用)
円覚寺総門です。
北鎌倉駅改札口出口すぐのところにあり、北鎌倉駅ホームからも見えます。
紅葉がきれいに色づいており、ここで写真を撮っている方が多かったです。
拝観入口です、総門をくぐりすぐのところにあります。
大人の拝観料は300円で Suica や Pasmo が利用できるので便利です。
写真右奥に見えているのが山門です。
■拝観料
大人 300円
中学生以下 100円
■拝観時間
[3月〜11月]午前8:00〜午後4:30
[12月〜2月]午前8:00〜午後4:00
■拝観日
年中無休
夏目漱石の小説「門」にも出てくる山門です。
1785年に再建されたもので、楼上には十一面観音、十六羅漢像などが安置されています。
円覚寺の山門は、格式高い二重門になっています。
山門をくぐったところです。
紅葉がちょうど見ごろをむかえていて、山門とよく合っていますね♪
仏殿です。
円覚寺の本尊がおまつりされています。
本尊は冠をかぶっているので、宝冠釈迦如来(ほうかんしゃかにょらい)と呼ばれます。
選沸場(せんぶつじょう)です。
選沸場とは、沸さまを選び出すという意味で、修行僧の座禅道場のことです。
南北朝時代の薬師如来像と、大慈大悲観世音菩薩像がいました。
居士林(こじりん)です。
居士とは一般の禅の修行者のことで、座禅会などおこなわれているそうです。
紅葉がとても美しく、境内は人がほとんどいませんでしたのでゆっくりみて回れました。
この路を奥に進むと左手に妙香池(みょうこうち)が見えてきます。
妙香池(みょうこうち)です。
創建当時からある池で紅葉が美しいです。
夢窓疎石作と伝わっています。
円覚寺方丈の唐門です。
1839年建立とのことで、彫り物の美しさは感動します。
こちらの唐門の彫り物に注目してみてください。
百観音霊場です。
円覚寺境内であまりの美しさに感動しました、私の一押しスポットです!!
観音様と紅葉様がとても良い感じですね♪
円覚寺方丈前の約100体の観音様を詣でれば、霊場100箇所回ったのと同じご利益があるそうです。
是非観音様を念じながら回ってみてください♪
観音様に念じながら美しい紅葉の下を通っていきます。
観音様もそれぞれ表情が違いますが、皆穏やかな顔をされています。
国宝の洪鐘(おおがね)へと続く階段です。
階段が多く、急な傾斜ですので歩きやすい靴がおすすめです。
※12月は日暮れが早いので午後3時30分以降の登山は禁止されていましたので、国宝の洪鐘は他よりはやめにみて、他はゆっくり見るのが良いと思います。
国宝の洪鐘です。
1301年に北条貞時が国家安泰を祈って鋳造したもので、鎌倉一の大鐘です。
高さは2.595メートル、口径1.42メートルの大きさです。
物部国光の作で、鎌倉時代後期を代表する梵鐘です。
国宝の舎利殿(しゃりでん)です。
神奈川県の建築物の国宝では唯一のものになります。
普段は非公開ですが、11月の宝物風入れ期間と、正月の三が日、五月の連休中は公開されるので、見たい方は時期に注意して訪れてくださいね♪
黄梅院(おうばいいん)入口です。
北条時宗の夫人、覚山尼(かくさんに)が建立しました。
本堂には夢窓国師坐像がまつられていました。
黄梅院も秋の風情と非常にあっていて、美しいく私の一押しスポットです♪
人もおらず、静寂な中、しっかり参拝した後、しばらく景色を楽しみました♪
沸日庵(ぶつにちあん)です。
開基北条時宗をまつっています。
北条時宗はこちらで修行を行ったそうです。
こちらでは拝観料500円で見学できます。
拝観料500円には、お抹茶と茶菓子がふくまれていて、拝観後、ゆっくり座っていただくことができます。
円覚寺は境内が広いですので、すわってゆっくりお抹茶と茶菓子がいただけるのは嬉しいですね♪
円覚寺まとめ
円覚寺に紅葉の時期に訪れてみて、人が少なく静寂な中、ゆっくり紅葉を楽しみたい方におすすめです。
国宝の洪鐘(おおがね)、神奈川県建築物の国宝では唯一の舎利殿(しゃりでん)も見所です。
夏目漱石の「門」にでてくる山門も良かったですし、方丈の唐門、方丈の百観音霊場と紅葉、黄梅院もとても見ごたえがあり、良かったです。
円覚寺全体が厳粛な雰囲気で見所が多く、境内は季節によって新緑、あじさい、紅葉と様々に風景も変わりますので、何度でも訪れたいと思いました♪
北鎌倉へ行った際は是非訪れてみてくださいね♪
場所 | 神奈川県鎌倉市山ノ内409 |
電話番号 | 0467-22-0478 |
拝観料 | 大人 300円 中学生以下 100円 |
拝観時間 | 8時00分~16時30分 (12~2月は16時00分まで) |
拝観日 | 無休 |
交通 | JR北鎌倉駅からすぐ |
コメント