【大阪府】吹田市の厄除開運パワースポット泉殿宮(いづどのぐう)!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

泉殿宮11
2023年9月20日(水)に大阪府吹田市西の庄町にある泉殿宮いづどのぐうに行ってきました。

泉殿宮の御神徳が『泉の如く「力」湧き出る 厄を追い払い運を開く』ことから吹田市のパワースポットといわれています。

今回、実際に泉殿宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

泉殿宮の概要

創建不詳ですが、古来は伏見稲荷大社御祭神である宇迦之御魂大神うがのみたまのおおかみのみをお祀りしていました。

平安時代の貞観11年(869年)、この地で長く干ばつが発生し草木は枯れ疫病が流行しました。その時、播磨から平安京の守護神として祇園八坂神社に迎えようとしていた建速須佐之男大神たけはやすさのおのおおかみの御神輿が当宮に滞在していました。里人が建速須佐之男大神に祝詞を奏上して降雨を祈願するとすぐに雨が降り出し、土中から清水が湧き出て田畑は潅水かんすいされ旱害かんがいから救われました。

明治22年(1889年)、この清水を「泉殿霊泉」としてドイツのミュンヘンに送るとビール醸造に適していると評価され、「大阪麦酒」(現在のアサヒビール)が東洋初のビール醸造工場を泉殿宮の近くに建設しました。

昭和30年(1955年)に「泉殿霊泉」は近隣の近代化によって水脈が枯渇しますが、現在も境内にある史蹟「泉殿霊泉」で遺構を見ることができます。

泉殿宮へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎阪急千里線「吹田駅」下車、泉殿宮まで130m、徒歩で約2分
◎JR京都線「吹田駅」下車、泉殿宮まで850m、徒歩で約12分

自動車を利用

◎カーナビに泉殿宮の電話番号「06-6388-5680」を入力、または泉殿宮の住所「大阪府吹田市西の庄町10-1」を入力し検索

駐車場

泉殿宮には普通自動車が約10台駐車可能な参拝者専用の無料駐車場があります。水曜日の午後に訪れましたが駐車場は混雑もなく空いていました。
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泉殿宮の参拝と見どころ

泉殿宮の参拝開始

泉殿宮の入口には「泉殿宮」の社号碑と神明鳥居があります。鳥居から社殿までは石畳の参道が真っすぐ続き、境内は綺麗に維持・管理されています。
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鳥居を潜り左側に昭和43年(1968年)に寄進された立派な手水舎があります。こちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
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旧社殿の保管展示

手水舎の隣には昭和35年(1960年)から平成28年(2016年)まで本殿に設置されていた勝男木かつおぎ千木ちぎ鬼板おにいたや、拝殿の鬼板おにいたが保管・展示されています。
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社殿(拝殿・本殿)、御祭神、ご利益

社殿拝殿本殿)の前には大注連縄が掛けられた石柱があり神域を清浄に保っています。木造の美しい社殿は平成28年(2016年)に改修されました。拝殿に参拝中も地元の方と思われる参拝者が途切れることなく参拝に訪れ篤い崇敬と信仰を集めていることが感じられました。
泉殿宮12

社殿を正面に左前方からの光景です。拝殿の後方の本殿には御祭神宇迦之御魂大神うがのみたまのおおかみのみ建速須佐之男大神たけはやすさのおのおおかみ、春日大神(武甕槌大神たけみかづちのおおかみ経津主大神ふつぬしのおおかみ天児屋命あめのこやねのみこと比売御神ひめみかみ)、住吉大神(底筒男之命そこつつのおのみこと中筒男之命なかつつのおのみこと上筒男之命うわつつのおのみこと)、天香山命あめのかぐやまのみことがお祀りされており、厄除開運のご利益で知られています。泉殿宮19

吹田市のパワースポット「泉殿霊泉」

社殿の左隣の神明鳥居の先には遺跡「泉殿霊泉」があります。
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平安時代の貞観11年(869年)に干ばつが発生した際、里人が建速須佐之男大神に降雨を祈願するとすぐに雨が降り清水が湧き出ました。それが「泉殿霊泉」で、明治時代には清水がビール醸造に適していることからアサヒビールが東洋初のビール醸造工場を近くに建設しました。現在は枯渇していますが、吹田市のパワースポットとして信仰されています。泉殿宮22

泉殿霊泉から参道を挟んで向かいには「戎社」「川面町地車」「末社」が並んでいます。
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社殿の昇り龍の彫刻が見事な「戎社」

戎社は西宮戎神社の御祭神である蛭子大神を勧請して創建されました。昭和35年(1960年)に西方から現在地に遷座され、天保年間(1831年~1845年)に建造された西の庄に伝わる地車を社殿としました。
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社殿には精緻で迫力ある鳳凰や多くの昇り龍が施された躍動感のある建築物で必見です。「地車戎」の別称で親しまれ、福徳円満・開運招福のご利益で信仰を集めています。
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地車建築の様子を伝える「川面町地車」

前面がガラス張りのこちらの建物には江戸時代の嘉永7年(1858年)の棟札が残る「川面町地車かわづらちょうだんじり」が保管・展示されています。こちらの地車には細かい彫刻が随所に施されていて建築的形態から工芸化に向かう地車建築の様子を伝えています。
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出雲と関係が深い神様がお祀りされている「末社」

末社には出雲と関係が深い神産巣日神かみむすびのかみ奇稲田姫神くしいなだひめのかみ大国主神おおくにぬしのかみがお祀りされています。奇稲田姫神くしいなだひめのかみは須佐之男命のお妃で、大国主神は「因幡の白兎」伝説で知られる神様です。ご利益は縁結び・夫婦和合・商売繁盛で知られています。
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アサヒビールが奉納した石鳥居がある「稲荷神社」

本殿の右後方には「稲荷神社」が鎮座しています。入口の石造鳥居はアサヒビールが奉納したもので、社殿まで続く朱塗りの奉納鳥居からは篤い崇敬と信仰を感じます。
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御祭神には伊勢神宮の外宮の神様である豊受大神とようけのおおかみがお祀りされ、開運招福・厄除け・産業振興などのご利益で知られています。
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御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。

おわりに

泉殿宮所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。社殿は平成28年(2016年)に改修された木造の美しい社殿で、旧社殿の遺構も手水舎近くに保管・展示されていました。社殿の隣にある「泉殿霊泉」は平安時代から湧いていた清水で、明治時代にはビール醸造に適していたことからアサヒビールが東洋初のビール醸造工場を近くに建設しました(現在のアサヒビール吹田工場は片山神社の向かいにあります)。戎社の昇り龍の彫刻が施された社殿や川面町地車は必見です。見どころいっぱいの泉殿宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

泉殿宮(いづどのぐう)
住所 大阪府吹田市西の庄町10-1
電話番号 06-6388-5680
営業時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎阪急千里線「吹田駅」下車、泉殿宮まで130m、徒歩で約2分
◎JR京都線「吹田駅」下車、泉殿宮まで850m、徒歩で約12分
■自動車を利用
◎カーナビに泉殿宮の電話番号「06-6388-5680」を入力、または泉殿宮の住所「大阪府吹田市西の庄町10-1」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約10台駐車可能な無料駐車場あり

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