2023年6月17日(土)に東京都大田区本羽田にある「羽田七福いなりめぐり」の一社で招福厄除で知られる妙法稲荷神社に行ってきました。
妙法稲荷神社は江戸時代の享和元年(1801年)、大洪水の被害から復興するために京都の伏見稲荷大社より御分霊を勧請して大松の下に社殿を建立し創建しました。
大松の根元に神の使いといわれた白蛇が住み着いたことから「蛇稲荷」と称されました。また江戸時代はこの辺りを羽田村小名上田と呼んでいたことから「上田稲荷」とも呼ばれました。
大正12年(1923年)に関東大震災によって大松と社殿を焼失しますが、大松の切り株の上に八角堂を建立し「妙法稲荷」と呼ばれて崇敬と信仰を集めました。
昭和20年(1945年)の戦災で八角堂を焼失しますが、昭和31年(1956年)に社殿が再建され現在に至ります。
御祭神は別名「お稲荷さん」で親しまれている宇迦之御魂命で、五穀豊穣・商売繁盛のご利益で有名です。
今回、実際に妙法稲荷神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
妙法稲荷神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎京急空港線「糀谷駅」下車、妙法稲荷神社まで1.0km、徒歩で約13分
◎京急本線「雑色駅」下車、妙法稲荷神社まで1.1km、徒歩で約14分
自動車を利用
◎カーナビに妙法稲荷神社の住所「東京都大田区本羽田1-12-9」を入力し検索
駐車場
妙法稲荷神社に駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。
妙法稲荷神社の参拝と見どころ
京都の伏見稲荷大社を連想する鳥居群
妙法稲荷神社の入口には石造鳥居があり、鳥居には「正一位 妙法稲荷社」の扁額がかかっています。その先には京都の伏見稲荷大社を連想させる朱塗りの鳥居が連なります。左は「上田稲荷児童遊園」として整備されています。
鳥居を抜けると社殿の前で狛狐が鎮座しています。鉄網でしっかりと保護され大切にされています。
狛狐と社殿の間には手水舎があります。水は張られていませんが、こちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
社殿・御祭神・ご利益
八角堂をした旧社殿は昭和20年(1945年)の戦災で焼失し、昭和31年(1956年)に現在の社殿が再建されました。社殿の周囲には「妙法稲荷神社」と書かれた奉納旗が並び、地域で篤い崇敬と信仰を集めているのがわかります。
御祭神は京都伏見稲荷大社から勧請した宇迦之御魂命がお祀りされ、五穀豊穣・商売繁盛のご利益で知られています。
天祖神社(境内社)
社殿の右には境内社の天祖神社が鎮座しています。
御朱印
御朱印は境内の社務所で正月の期間のみ頂けます。大松に白蛇が住みついた様子と、旧社殿の八角堂、宇迦之御魂命が稲の神様ですので稲の穂がデザインされた御朱印となっています。
妙法稲荷神社。羽田七福稲荷めぐり2番、招福厄除。宇迦之御魂命。1801年、大洪水から立ち直るため伏見大社から勧請。境内大松の根元に白蛇が住み、蛇稲荷と呼ばれたが、関東大震災、戦災で焼失。地元有志に再建された。御朱印は稲荷めぐり期間のみ。 pic.twitter.com/kbhH9phFiS
— ぐら (@kurasan5) January 3, 2018
おわりに
妙法稲荷神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約5分でした。境内は綺麗に整備・維持されており、隣接する児童公園では家族が楽しい時間を過ごしていました。京都の伏見稲荷大社から御祭神を勧請して創建された神社で、伏見稲荷大社を連想させる朱塗りの鳥居が並んでいます。社殿の周囲には奉納旗が並び、地域で篤い崇敬と信仰を集めていると感じました。「羽田七福いなりめぐり」の一社である妙法稲荷神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
妙法稲荷神社 | |
住所 | 東京都大田区本羽田1-12-9 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎京急空港線「糀谷駅」下車、妙法稲荷神社まで1.0km、徒歩で約13分 ◎京急本線「雑色駅」下車、妙法稲荷神社まで1.1km、徒歩で約14分 ■自動車を利用 ◎カーナビに妙法稲荷神社の住所「東京都大田区本羽田1-12-9」を入力し検索 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |