【近江國一之宮】日本武尊をお祀りする滋賀県屈指のパワースポット建部大社!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2023年9月21日(木)に滋賀県大津市神領にある近江國一之宮で滋賀県屈指のパワースポット建部大社たけべたいしゃに行ってきました。

今回、実際に建部大社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

建部大社の概要

創建は景行天皇46年(316年)、九州の熊襲や東国の蝦夷えみしを平定された日本武尊やまとたけるのみことを妃である布多遅比売命ふたじひめのみことが神勅によって社殿を神崎郡建部の郷(現在の東近江市五個荘伊野部町付近の箕作山)に建立してお祀りしたのが起源です。

白鳳4年(675年)、近江国府があった現在地(瀬田大野山)に近江の守護神として遷座しました。天平勝宝7年(755年)には大己貴命おおなむちのみこと権殿にお祀りされ、「近江國一之宮」として崇敬されました。

永暦元年(1160年)、『平治物語』によると源頼朝が平治の乱に敗れ伊豆に流されるため京都から関東に下向の折に参篭し源氏の再興を祈願したと記載があります。頼朝は建久元年(1190年)にも右大将として上洛の際に立ち寄り、祈願成就に感謝し神宝や神領を寄進しました。

御祭神日本武尊やまとたけるのみこと大己貴命おおなむちのみことで、出世開運・除災厄除・商売繁盛・縁結び・医薬醸造ご利益で崇敬と信仰を集めています。

建部大社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎京阪石山坂本線「唐橋前駅」下車、建部大社まで1.0km、徒歩で約14分

自動車を利用

◎カーナビに建部大社の電話番号「077-545-0038」を入力、または建部大社の住所「滋賀県大津市神領1-16-1」を入力し検索

駐車場

建部大社には普通自動車が約60台駐車可能な参拝者専用の無料駐車場があります。建部大社の入口には大きな「近江國一之宮 建部大社」と書かれた社号碑があります。こちらから前方の一の鳥居を潜り車で境内に進みます。

一の鳥居を潜り約150m進むと左側に二の鳥居があります。
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二の鳥居の左右に参拝者専用の無料駐車場がありますので駐車場に困ることはないと思います。木曜日の午前中に参拝しましたが、駐車場は混雑もなく空いていました。

建部大社の参拝と見どころ

建部大社の参拝開始

建部大社の二の鳥居には大注連縄が掛かり、参道を左側に手水舎、直進すると神門、右側に建部大社を説明するパネルが並んでいます。
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パネルにはかっこいいイラストと読みやすい説明が書いてあるので神門に着くまでに建部大社の歴史や御祭神について詳しく知ることが出来ます。
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パネルを見終わる頃、左側に手水舎があります。参拝前にこちらでしっかりと心身を清めて先に進みます。
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神門には「建部大社」と書かれた御神燈が掛かり、潜った先に見えるのが拝殿と「三本杉」、左側に社務所と「源頼朝公の出世水(御神水)」があります。
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御神紋「三本杉」

正面に見えるのが拝殿で、その手前に「三本杉」があります。貞応2年(1223年)、一夜にして成長したと伝わるご神木で建部大社の御神紋にもなっています。
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拝殿の前には歴史を感じる阿吽狛犬と、拝殿には多くの奉納御神燈が吊り下げられています。

拝殿・本殿・権殿、御祭神、ご利益

拝殿の後方に本殿・権殿があります。建部大社は創建以降、幾度も戦火に見舞われ社殿を焼失しました。その度に再建され、現在の本殿・権殿は江戸時代の文久元年(1861年)に再建されました。
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本殿権殿の建築様式は同じ一間社流造で並列して鎮座しています。左側が本殿で御祭神日本武尊やまとたけるのみことが、右側の権殿には大己貴命おおなむちのみことがお祀りされています。ご利益は出世開運・除災厄除・商売繁盛・縁結び・医薬醸造で知られています。

菊花石

本殿の周囲には「菊花石」(特別天然記念物)と「さざれ石」(天然記念物)があります。こちらは石の表面に菊の模様がある菊花石で、健康・長寿のご利益がるといわれています。

さざれ石

さざれ石は国家「君が代」でも詠まれている石です。小さな石灰岩が長い年月をかけて溶けて凝固し、大きな巌の様な姿になっています。繁栄や幸せを祈願すると願いが叶うと伝わる霊石です。

社殿周囲の摂社・末社群

社殿(拝殿・本殿・権殿)の左右には摂社・末社群が並んで鎮座しています。左側には手前から「蔵人頭神社」「行事神社」「大政所神社」「聖宮神社」が鎮座しています。

願いが叶う「願石」

聖宮神社の近くには「願石ねがいいし」が置かれています。古来より白い願石を持ち帰り、願い事を書いて朝夕祈願すると願いが成就するといわれています。

右側には手前から「箭取神社」「弓取神社」「若宮神社」「藤宮神社」が並んで鎮座しています。

絵馬所と神馬舎

藤宮神社の隣には絵馬所と神馬舎があります。

鎌倉時代建立の石燈籠(重要文化財)

絵馬所の近くにある石燈籠鎌倉時代の文永7年(1270年)に建立されたもので重要文化財に指定されています。少し隠れた場所にあり見逃しやすいですが、貴重な工芸品で必見です。

宝物庫と女神像(重要文化財)

神馬舎の近くにある宝物殿の拝観料は200円です。平安時代に造られた重要文化財女神像を見ることができます。

水神社

石燈籠の後方にある小道を進むと「水神社」があります。この辺りはひんやりとした清々しい神域で心地が良かったです。建部大社は地下から湧き出ている御神水を飲むことが可能で、御神水はこちらではなく社務所前にあります。

源頼朝公の出世水(御神水)

源頼朝公は永暦元年(1160年)に平治の乱に敗れ伊豆に流される際に参篭し源氏の再興を建部大社で祈願しました。その祈願が成就したことから御神水は「源頼朝公の出世水」と呼ばれ、出世開運・災難厄除・病気平癒・心身の浄化で信仰を集めています。建部大社15

桧山神社遥拝所

神門を潜り右側には小高い丘となっており、桧山神社遥拝所があります。
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桧山神社は境内北方にある御旅山に鎮座しています。御祭神は、伊邪那美命・大山祇命・息長足姫命・武内宿禰大臣・住吉大神で、熊野神社・山神社・鞭指神社を合祀し桧山神社と改称されました。

末社4社

桧山神社遥拝所の後方には「伊勢神宮遥拝所」「八柱神社」「武富稲荷神社」「大野神社」の末社4社が並んで鎮座しています。

御朱印

御朱印は神門を潜って左にある社務所で頂くことが可能です。宝物庫の拝観料もこちらで納めます。
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おわりに

建部大社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。建部大社は約1,700年前に創建された古社で、平安時代に編纂された『延喜式神名帳』にも「建部神社 名神大」と記載された大社です。御祭神は本殿・権殿の2社にお祀りされており、境内には多くの摂末社が鎮座しています。源頼朝が源氏再興を祈願し成就した神社で「源頼朝公の出世水」を頂くことができます。鎌倉時代の石燈籠や平安時代の女神像は重要文化財に指定されており必見です。見どころいっぱいの建部大社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

建部大社(たけべたいしゃ)
住所 滋賀県大津市神領1-16-1
電話番号 077-545-0038
営業時間 午前5時~午後5時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎京阪石山坂本線「唐橋前駅」下車、建部大社まで1.0km、徒歩で約14分
■自動車を利用
◎カーナビに建部大社の電話番号「077-545-0038」を入力、または建部大社の住所「滋賀県大津市神領1-16-1」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約60台駐車可能な無料駐車場あり