日本で最初の天満宮で菅原道真公ゆかりのスポット多数!吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)

吉祥院天満宮14
2020年12月27日(日)に京都府京都市南区にある日本で最初の天満宮で菅原道真公ゆかりのスポットがある吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)にいってきました。

創建は承平4年(934年)、朱雀天皇の勅命により菅原道真公がお亡くなりになった延喜3年(903年)から31年後に、菅原道真公が生まれた場所に創建された最初の天満宮です。
菅原道真公はこの場所で承和12年(845年)にお生まれになり、18歳まで過ごしたと伝わります。
その為、境内には道真公のへその緒を埋めたと伝わっている「胞衣(えな)塚」、少年時代に習字に使ったと伝わる「硯の水」、鏡の代わりに自分の身を映していたと伝わる「鑑(かがみ)の井」があります。

ご祭神「菅原道真」で、受験合格、学業成就、諸芸上達等ご利益があります。

今回吉祥院天満宮に参拝してきましたので見どころやアクセス、駐車場等をご紹介したいと思います。

吉祥院天満宮所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。

「吉祥院天満宮」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「西大路駅」から約950m・徒歩12分

自動車を利用

・カーナビに吉祥院天満宮の電話番号「075-691-5303」を入力

駐車場

境内広場に無料で駐車できるスペースがあります。

「吉祥院天満宮」の参拝と見どころ

西大路駅から徒歩約12分歩くと見えてくる、石の鳥居を通って境内へと進みます。
吉祥院天満宮1

境内は広場となっていて駐車スペースにもなっています。
境内には菅原道真公ゆかりのスポットである胞衣塚、硯の水、鑑の井や、菅原道真公の祖父である菅原清公が創建したと伝わる吉祥天女堂があります。
吉祥院天満宮2

菅原道真公のへその緒が埋められた胞衣塚

境内でもとりわけ目を引く朱色の建造物は「胞衣塚」です。
胞衣塚には菅原道真公のへその緒が埋められたと伝わり、安産祈願のご利益があります。
また、こちらの塚の前で赤ちゃんの鼻をつまんで泣かせ、元気な声を上げさせ、無事成長を願う習慣があります。
吉祥院天満宮3

この塚の玉石は喰い初め石としてお宮参りで授与されており、100日、または120日目の喰い初めの際、軽く赤ちゃんの口に添えると丈夫な歯が生えると伝わっています。
吉祥院天満宮4

菅原道真公ゆかりの硯の水・鑑の井

菅原道真公が少年時代に習字に使ったと伝わる「硯の水」です。
境内には鏡の代わりに自分の身を映していたと伝わる「鑑の井」もあります。
吉祥院天満宮7

道真公の祖父が創建した吉祥天女堂

境内広場には菅原道真公の祖父である菅原清公(すがわらのきよきみ)が創建したと伝わる吉祥天女堂があります。
吉祥天女堂の創建は、菅原清公が遣唐使として空海や最澄と共に唐へ渡った際に嵐に遭遇し、最澄と共に「吉祥天女」に祈ると無事に唐へ着いたことから、帰国後に吉祥天女像を造り自邸内に吉祥天女堂を建立したのが始まりと伝わります。
吉祥院天満宮16

境内には大きなキティの像があります。
ハローキティお守りも授与所にあり、子供が参拝する時はとても喜ぶと思います。
吉祥院天満宮13

ご祭神の菅原道真公は受験合格等のご利益

社殿のいたるところに菅原家の家紋である梅を見ることができます。
社殿の前のかわいいキャラクターは道真公の幼少期をイメージしたものです。
ご祭神は菅原道真公で受験合格学業成就諸芸上達等のご利益がありますので受験前には多数の学生が訪れます。
吉祥院天満宮5

神使の牛は多数安置

社殿近くには太宰府天満宮などでも見られる神使であるが安置されています。
かなり古いもので昔から数多くの受験生の願いを叶えてきたと思います。
吉祥院天満宮11
吉祥院天満宮10

社殿すぐそばには2020年より「金のなで牛、くぐり牛」があります。
天満宮の牛はなでるとその場所がよくなるご利益で有名ですが、くぐるタイプの牛は初めて見ました。くぐると体全体にご利益がありそうです!
後方の社務所では合格祈願にご利益があるお守りが多数ありますが、おすすめはこちらの牛をイメージした「金の牛」のお守り(初穂料800円)です!
吉祥院天満宮6

おわりに

吉祥院天満宮は菅原道真公が生まれた場所に創建された最初の天満宮で、道真公ゆかりの胞衣塚、硯の水、鑑の井が現在も残っています。
境内には道真公の祖父が創建した吉祥天女堂もあり、吉祥天女堂は吉祥院天満宮の名前の由来にもなりました。
ご祭神の菅原道真公は受験合格、学業成就、諸芸上達にあり、受験シーズンには多数の受験生が参拝に訪れます。
近くには陰陽師の安倍・土御門家ゆかり鎌達稲荷神社や子授けや安産、子孫繫栄のご利益が有名な六孫王神社もありますのであわせて参拝してみてはいかがでしょうか。

吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)
住所 京都府京都市南区吉祥院政所町3
電話番号 075-691-5303
拝観日時 終日可能
休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関の場合
・JR線「西大路駅」から約950m・徒歩12分
■自動車の場合
・カーナビに吉祥院天満宮の電話番号「075-691-5303」を入力
駐車場 境内広場に無料で駐車できるスペースあり