2019年1月26日(土)に山形県山形市にある初代山形県令の「三島通庸(みしまみちつね)」と縁が深い「三島神社(みしまじんじゃ)」に行ってきました。
三島通庸は山形の近代化を進めた人物として有名で、左右対称の町を建設したり、現在山形城にある旧済生館本館や三島神社近くにある旧山形師範学校を建築しました。
三島神社の創建は不明ですが、慶長4年(1596年)に当時の出羽国11代城主である最上義光が、天童に境内を構えていた専称寺(最上義光の娘の菩提寺)を山形城の城下に移した際に境内に祀られていた「三島稲荷明神」が始まりとされています。
明治4年(1871年)の神仏分離令により「三島稲荷神社」と改称し、現在地に遷座されました。
明治9年(1876年)に初代山形県令になった三島通庸は、たまたま自分と同姓の神社があったことに感激し、明治12年(1879年)に神社本殿を改築を行いました。
また新たに静岡県の三島大社から分霊を勧請し、社名を「三島神社」と改称しました。
そして三島稲荷神社は境内社として、三島神社の東側に祀られました。
ご祭神は、三島神社が大山祇命、三島稲荷神社が保食神です。
三島神社の滞在時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約5分でした。
三島神社へのアクセス
徒歩でのアクセス
・JR線「北山形駅」下車、北山形駅より2.0km、徒歩約26分
・JR線「山形駅」下車、山形駅東口より2.3km、徒歩約29分
三島神社参拝
三島神社の入口です。
石の神明鳥居を進むと三島神社の拝殿になります。
拝殿手前には手水舎がありますのでしっかり心身を清めます。
三島大社から分霊を勧請「三島神社」
拝殿です、雪景色との調和が素敵ですね♪
三島神社は明治時代に静岡県の三島大社から分霊が勧請されました。
額は三島通庸の孫の養子である三島義温の書です。
拝殿の奥には立派な本殿があります。
起源は天童市の専称寺境内「三島稲荷神社」
拝殿東側には三島稲荷神社があります。
稲荷神社の特徴の朱色の鳥居が拝殿まで続いています。
三島稲荷神社は天童に境内を構えていた専称寺を山形城の城下に移した際に境内に祀られていた「三島稲荷明神」が起源とされています。
三島稲荷神社しっかりと参拝します。
神使である狐の姿も見えます。
おわりに
三島神社を参拝してみて、山形の近代化を進めた三島通庸が厚く信仰した神社で、力強いパワーとご利益がある神社だと思いました。
また静岡県の三島大社から分霊を勧請した三島神社と、元々この地にあった三島稲荷神社が合祀されているのでより一層そのように感じるのかもしれません。
境内はそれほど大きくないので是非近くを訪れた際は参拝してみてはいかがでしょうか。
三島神社(みしまじんじゃ) | |
場所 | 山形市緑町1-3-36 |
電話 | 023-632-1185 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
参拝時間 | 24時間参拝可能 |
交通 | ・JR線「北山形駅」下車、北山形駅より2.0km、徒歩約26分 ・JR線「山形駅」下車、山形駅東口より2.3km、徒歩約29分 |