2017年5月3日(水)に京都府下京区にある「京のよつぎさん」で親しまれている上徳寺(じょうとくじ)にいってきました。
山号は「塩竈山(えんそうざん)」で、宗派は「浄土宗」です。
上徳寺の創建は、慶長8年(1603年)に徳川家康により、阿茶の局(あちゃのつぼね)が開基となり、伝誉蘇生(でんよそせい)上人を開山に招じて建立されたと伝わっています。
境内にある地蔵堂には地蔵菩薩像が納められ、通称「世継地蔵(よつぎじぞう)」と呼ばれています。
「世継地蔵」の由縁は江戸時代初期、跡継ぎの子宝に恵まれるよう毎日祈願し、参拝していた女性が、7日目の夜にお地蔵さんのお告げを受けて、石の地蔵菩薩像をつくりました。
さらに祈願を続け参拝したところ、子どもを授かり家が栄えたことから「世継地蔵」とよばれるようになりました。
現在も良い世継ぎが授かるご利益があると信仰をあつめており、多くの参拝者が訪れています。
上徳寺の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。
上徳寺へのアクセス
電車でアクセス
・京阪電車京阪本線「清水五条駅」から約550メートル、徒歩約7分
・地下鉄烏丸線「五条駅」から約500メートル、徒歩約6分
駐車場情報
無料の自家用車5台分の駐車場があります。
上徳寺で参拝
上徳寺は大通りから少し入ったところに入り口があります。
「よつぎ地蔵」の看板が目印がわかりやすいです。
入り口を直進すると本堂があります。
宝暦3年(1753年)建立の永観堂の祖師堂を移築したものになります。
こちらには滋賀県の鞭崎(むちざき)八幡宮から移したと伝わる阿弥陀如来像が納められています。
世継地蔵が安置されている地蔵堂に参拝
本堂から左手に進むと寺務所がありお守り等を授かることができます。
寺務所の先には、明治4年(1871年)に再建された地蔵堂があります。
地蔵堂には2メートルの石地蔵があり、通称「世継地蔵(よつぎじぞう)」と呼ばれ、良い世継ぎがあると江戸時代から現在まで厚い信仰を集めています。
地蔵堂の周囲には所狭しと絵馬がくくりつけられています。
子どもを無事授かるようにと書かれた絵馬が多くみられ、願い事を書いたよだれかけも多くみられます。
かなり遠方から祈願にこられている方も多く、厚い信仰とご利益を集めていることがわかります。
地蔵堂のまわりのお地蔵様に参拝
地蔵堂を取り囲むように様々な祠があり地蔵尊が安置されています。
こちらは「歓喜地蔵(かんきじぞう)」です。
こちらは「身代り地蔵尊」です。
「はがため地蔵尊」「延命地蔵大菩薩」も安置されていました。
子どもの成長を願って一つ一つ巡り、手を合わせている方が多くいらっしゃいました。
おわりに
上徳寺は江戸時代から良い世継ぎが授かるご利益があると厚い信仰を集め、現在も地蔵堂の「世継地蔵」には多くの参拝者が祈願に訪れていました。
絵馬には祈願だけでなくお礼の絵馬も多くみられ、多くの方がご利益を授かっていました。
JR線「京都駅」や京阪電車「清水五条駅」からもアクセスしやすいので是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 京都府京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町556 |
電話 | 075-351-4360 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | 自家用車5台分の無料駐車場有 |
交通 | ・京阪電車京阪本線「清水五条駅」から 約550メートル、徒歩約7分 ・地下鉄烏丸線「五条駅」から 約500メートル、徒歩約6分 |