2017年2月18日(土)に千葉県市川市にある遠壽院(おんじゅいん)にいってきました。
宗派は日蓮宗になります。
遠壽院では、天正19年(1592年)から行われている荒行が有名で「荒行堂」とも称されます。
荒行は、毎年11月1日の入行会から始まって、2月10日の満行会までの100日間行われます。
荒行を成満した行僧達は、2月18日になると再び戻ってきて、鬼子母神へ無事に成満したことの報告を兼ねて水行します。
参拝日には水行が行われていました。
遠壽院の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。
遠壽院へのアクセス
電車でアクセス
・京成本線「京成中山駅」から徒歩約10分
・JR総武本線線「下総中山駅」から徒歩約13分
遠壽院で参拝
遠壽院入り口です。
江戸時代の文政年間(1818年~1830年)に造られた「當山根本御祈祷系授的傳加行所遠壽院」と刻まれた石の円柱があります。
手水舎でしっかりと清めてから参拝へと進みます。
手水舎は江戸時代の弘化年間(1844年~1847年)に寄進されたものです。
奥に見えるのが荒行堂です。
扁額は富山藩第9第藩主であった前田利幹(としつよ)公によるものです。
手前の紅白の枝垂れ梅も、前田利幹が植えられた梅で樹齢は200年になります。
前田家は菅原道真公を祖先としており、梅にゆかりがあります。
前田家の古い言い伝えで、世継ぎ誕生を祈願して梅の木を3本植樹するという言い伝えがあり、それにちなんで植えられました。
境内では甘酒も振舞われていましたが、水行が終わるころにはなくなっていたのでその前に頂くのが良いと思います。
本堂です。
本堂は昭和60年(1985年)に新しく建立されたもので、梅と本堂の組み合わせは風情があってとても良かったです。
水行が終わった後にしっかりと参拝してきました。
本堂の前で、鬼子母神へ荒行が無事成満したことを報告する為水行が開始されました。
行僧の読経が境内に響く中、勢いよく水行を行っていました。
読経の声量と迫力がすごかったです!
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