東京都板橋区 板橋区登録記念物に指定 赤塚諏訪神社富士塚(下赤塚富士)

赤塚諏訪神社富士塚8
2017年2月19日(日)に東京都板橋区にある赤塚諏訪神社富士塚(あかつかすわじんじゃふじづか)にいってきました。
赤塚諏訪神社もすぐ近くにあります。

赤塚諏訪神社富士塚所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約10分でした。

赤塚諏訪神社富士塚の由来

 富士塚 は、一般的には富士山へ登拝することを目的に組織された「富士講」の人びとによって、富士山を模して造られた、ミニチュアの人造富士山のことで、富士講が爆発的に広がった十八世紀以降に、各地で盛んに造られました。
富士塚の特色は、山麓から山頂にかけて登山道を模した道を設け、それに沿って石碑を配して、富士山各所の礼拝所を表現していることや、「黒ボク」と呼ばれる富士山の溶岩石を取り寄せ、使用している点にあります。
また、富士塚への登山自体が、富士山登拝と同様の御利益があるとされています。なお、各地の富士塚では毎年七月一日前後に、富士山の山開きに合わせた祭礼が行われている所もあります。
当富士塚を造成した富士講「丸吉講」は、新座郡中沢村(現在の新座市)出身の浅海吉右衛門 が開いた講中です。当地(旧下赤塚村)へと丸吉講が伝播した時期については、詳らかではありませんが、和光市白子熊野神社境内の富士塚にある、明治三年(一八七〇)に奉納された鳥居には、他地域の丸吉講の講中とともに下赤塚の人びとの名が見られることから、それ以前の幕末期には当地に伝播していた可能性が考えられます。
また、この富士塚の造成時期については、志木市敷島神社の境内にある「田子山富士」へ奉納された明治五年の「丸吉講新富士百三十三所奉納額」に、「下赤塚仙元富士山」と表記されていることから、それ以前の段階だと考えられます。
当富士塚は、平成二十二年度、区の登録記念物(史跡)となりました。

平成二十三年八月
(赤塚諏訪神社富士塚境内・板橋区教育委員会掲示板より)

 

 

赤塚諏訪神社富士塚へのアクセス

電車でアクセス

・都営三田線「西高島平駅」から徒歩約17分
・東武東上線「新高島平」から徒歩約16分

赤塚諏訪神社富士塚参拝

赤塚諏訪神社富士塚の入り口にはの鳥居が2基あります。
赤塚諏訪神社富士塚7

手前が浅間神社の鳥居で、明神鳥居となってます。
奥が御嶽神社の鳥居で、神明鳥居となっています。
赤塚諏訪神社富士塚1

鳥居をくぐった先にはお社があります。
赤塚諏訪神社富士塚5

こちらのお社の前には一対の石の仁王像が立っています。
石の仁王像は珍しいですね。
赤塚諏訪神社富士塚6

富士塚はお社から少し小高い場所で、木が生い茂っていました。
富士塚には石碑が22基あり、明治や大正時代に造られたものが並んでいます。
赤塚諏訪神社富士塚2

富士塚はかなり緑が生い茂っていて、けものみちを上った先に祠があります。
傾斜もあるので気を付けて登ります。
赤塚諏訪神社富士塚3

頂上にある石の祠です。
今は住宅街になっていますが、造られた当時は高台の上にあり眺望がよかったと思います。
赤塚諏訪神社富士塚4

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