2017年1月28日(土)に東京都江東区にある深川神明宮(ふかがわしんめいぐう)にいってきました。
深川神明宮の始まりは、慶長年間(1596年~1614年)に摂津国の人と伝わる深川八郎右衛門が神様を敬う為に屋敷に小さな祠を立て、崇敬する伊勢神宮から分霊を祀ったのが始まりと伝わっています。
深川の地名は、慶長元年(1596年)に徳川家康が関東へ移封されて間もない頃、深川八郎右衛門を呼び寄せ地名を尋ねたところ、「まだ住む人も少なく地名もございません」と答えました。
徳川家康は、八郎右衛門の姓である「深川」を地名とするよう命じ、以来この地は深川と呼ばれるようになりました。
江戸時代になり、深川の地が繁栄すると、八郎右衛門の屋敷の小さな祠は、深川総鎮守神明宮と称されるようになります。
深川神明宮は何度か火災や被災により被害を受けています。
明治14年(1881年)に火災で焼失し、明治34年(1901年)に再建されました。
大正12年(1923年)には関東大震災で被災し、鉄筋コンクリートで再建されました。
第二次世界大戦では鉄筋コンクリートで造られた本殿、神輿庫、書庫以外が焼失しました。
現在の社殿は、昭和43年(1968年)に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
境内には「養老神社」と「和倉稲荷神社」があります。
養老神社では「寿老人(じゅろうじん)」を祀っており、深川七福神のひとつに数えられています。
ご祭神は、伊勢神宮の内宮の神様である天照皇大神(あまてらすおおみかみ)です。
天照皇大神をお祀りしている神社を「神明さま」と呼び、その為「深川神明宮」と称されます。
深川神明宮の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約10分でした。
深川神明宮へのアクセス
電車でアクセス
・都営新宿線「森下駅」より徒歩約5分
・都営大江戸線「清澄白河駅」より徒歩約8分
深川神明宮に参拝
深川神明宮入り口には石の鳥居があります。
鳥居の形状は神明鳥居で、笠木の反りがなく、地面と平行であることが特徴です。
鳥居をくぐると神輿庫が並んでおり、進んだ先に手水舎、養老神社、和倉稲荷神社があります。
しっかり清めて参拝へ進みます。
和倉稲荷神社です、しっかり参拝します。
養老神社です。
寿老人をお祀りしており、深川七福神のひとつに数えられています。
拝殿の前には江戸風狛犬が悪い気から神社を守っています。
表情が豊かでかわいい顔をしていますね♪
社殿で、現在の社殿は昭和43年(1968年)に再建されたものになります。
鉄筋コンクリート造りの、神明造となっています。
千木(ちぎ)は破風(はふ)が交差して伸びており、屋根に反りがないのが神明造の特徴です。
伊勢神宮と同じご祭神ですので、建築様式も同じですね♪
おわりに
深川神明宮は、「深川」の発祥の地で、ご祭神は伊勢神宮と同じ天照皇大神(あまてらすおおみかみ)で鳥居や社殿に神明造を見ることが出来ました。
境内の養老神社では寿老人をお祀りしており、深川七福神のひとつにも数えられています。
深川を訪れた際は、是非参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 東京都江東区森下1-3-17 |
電話番号 | 03-3631-5548 |
拝観料 | 境内無料 |
交通 | ・都営新宿線「森下駅」より 徒歩約5分 ・都営大江戸線「清澄白河駅」より 徒歩約8分 |
コメント