2023年3月21日(火)に千葉県千葉市花見川区武石町にある千葉氏ゆかりで下総三山の七年祭りの一社である三代王神社に行ってきました。
創建は不詳ですが、千葉家中興の祖である千葉常胤の三男で現在の武石町周辺を治めた武石胤盛が建仁2年(1202年)に郷中安全の守護神として明神を勧請したのが起源と伝わります。創建当初は「武石明神」と称されました。
室町時代の文安2年(1445年)、千葉康胤(馬加康胤)の奥方のお産に際して武石明神で安産祈願を行い無事嫡男が誕生したことから本社を造営しました。
文亀元年(1501年)、社号を「三代王神社」へ改称しました。江戸時代に再び「武石明神」と称していましたが、宝暦7年(1757年)に「三代王神社」に復号しました。
御祭神は天種子命で、縁結び・安産のご利益で知られています。
今回実際に三代王神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
三代王神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR中央、総武線「幕張駅」下車、三代王神社まで750m、徒歩で約9分
・京成千葉線「京成幕張駅」下車、三代王神社まで800m、徒歩で約11分
自動車を利用
・カーナビに三代王神社の電話番号「043-271-8376」を入力、またはカーナビに三代王神社の住所「千葉県千葉市花見川区武石町1-4」を入力し検索
駐車場
三代王神社には東参道の鳥居の先に無料駐車場があります。
駐車場は普通自動車が約5台駐車可能です。奥に見える建物は手水舎です。
三代王神社の参拝と見どころ
三代王神社の参拝開始
三代王神社の入口の石造明神鳥居は平成22年(2010年)に奉納されたものです。鳥居の近くには「三代王神社」と書かれた社号碑があります。
社殿は小高い丘の上にあり、石段を上って進みます。石段は綺麗に整備・維持されているので歩きやすく段数もそれほどありませんのですぐ上れます。
石段を上り右に手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。手水舎の左は駐車場になっています。
拝殿
石段を上ると石燈籠、狛犬、拝殿と並んでいます。石燈籠は嘉永6年(1853年)に奉納されたものです。拝殿のお賽銭箱には千葉氏ゆかりの神社ですので千葉氏の家紋である九曜紋が描かれています。
社殿を悪い気から護っている狛犬は令和2年(2020年)に奉納されたものです。最近奉納された狛犬としては珍しく岡崎型ではなく江戸流れ狛犬の特徴を持っています。
本殿・御祭神・ご利益
本殿は損傷から保護する為、社殿が覆われていました。
反対側にまわると木枠の隙間から本殿を確認することができます。見事な彫刻や木鼻の獅子を見ることが出来ました。御祭神は天種子命で、縁結び・安産のご利益で知られています。
神楽殿と三代王神社の神楽
社殿の近くには神楽殿があります。三代王神社の神楽は江戸時代に文政8年(1825年)に神楽奉納されたと記録が残っており、市の無形民俗文化財に登録されています。
境内社
本殿の右には八坂神社・金刀比羅神社が鎮座しています。
境内の西側には三峯神社が鎮座しています。
三峯神社の近くには古峯神社が鎮座しています。
社名は不明ですが石造の小祠がありました。
御朱印
御朱印は拝殿の右にある社務所で頂くことが可能で、初穂料は500円となっています。常駐しておられませんので御朱印の拝受を希望される場合は事前に電話確認(043-271-8376)した方が確実です。
おわりに
三代王神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。境内は緑豊かな神域で近くに大きな道路が通っていますが静寂で心が落ち着きました。本殿は損傷を防ぐために覆われていますが隙間から見事な彫刻を確認することが出来ます。神楽殿で奉納される神楽は千葉市の無形民俗文化財に登録されています。境内には数多くの境内社も鎮座していました。見どころいっぱいの三代王神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
三代王神社 | |
住所 | 千葉県千葉市花見川区武石町1-4 |
電話番号 | 043-271-8376 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR中央、総武線「幕張駅」下車、三代王神社まで750m、徒歩で約9分 ・京成千葉線「京成幕張駅」下車、三代王神社まで800m、徒歩で約11分 ■自動車を利用 ・カーナビに三代王神社の電話番号「043-271-8376」を入力、またはカーナビに三代王神社の住所「千葉県千葉市花見川区武石町1-4」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約5台駐車可能な無料駐車場あり |