武田信玄と上杉謙信が幾度も戦った川中島古戦場(八幡社)の見どころや御朱印、駐車場や所要時間、アクセスをご紹介!

川中島古戦場3
2020年11月23日(月)に長野県長野市にある武田信玄と上杉謙信が幾度も戦った川中島古戦場(かわなかじまこせんじょう)跡に行ってきました。

川中島古戦場跡は、武田信玄上杉謙信が合計5回(第一次合戦:天文22年(1553年)、第二次合戦:天文24年(1555年)、第三次合戦:弘治3年(1557年)、第四次合戦:永禄4年(1561年)、第五次合戦:永禄7年(1564年))、12年余りに渡って戦った川中島の戦いの古戦場跡です。

古戦場跡は川中島古戦場史跡公園として整備され、隣接した八幡社では有名な上杉謙信と武田信玄の一騎討ちの像や川中島の戦いに関わる史跡を見学することができます。

川中島古戦場(八幡社)跡を見学してきましたので見どころや所要時間、アクセスや駐車場、所要時間等をわかりやすくご紹介したいと思います。

「川中島古戦場跡(八幡社)」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「長野駅」下車、3番乗り場の古戦場経由松代行きバス約20分乗車、川中島古戦場バス停下車徒歩すぐ

自動車を利用

・カーナビで川中島古戦場跡を検索

駐車場

川中島古戦場跡には普通自動車が145台収容可能な無料駐車場があります。
駐車場は広く駐車しやすく、午後に訪れた際は混雑もなくすぐに駐車できました。

「川中島古戦場跡(八幡社)」の参拝と見どころ

八幡社の参拝開始

川中島古戦場跡史跡公園の駐車場に駐車すると、すぐ近くに八幡社(はちまんしゃ)があり、こちらで上杉謙信と武田信玄の一騎討ちの像や川中島の戦いに関わる史跡が見学できます。
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八幡社について

八幡社のご祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)と建御名方命(たけみなかたのみこと)で、ご利益は必勝、厄除、交通安全、安産、育児になります。
創建は平安時代で、川中島の戦いで社殿は破壊されましたが、武田信玄の命により再建され、その後松代藩真田家によって祭祀や修繕管理が行われてきました。
川中島古戦場2

八幡社でしっかりと参拝してから境内の川中島の戦いの史跡を見学します。
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社殿の左側に見えるのは「執念の石」、右側の巨木は逆槐(さかさえんじゅ)と呼ばれます。
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執念の石

こちらは執念の石と呼ばれる史跡です。
上杉謙信が武田信玄に切りつけた際、武田軍の家臣「原大隅(はらおおすみ)」が信玄の元に駆け付け、信玄の持槍の青貝の長槍を取って馬上の謙信を一突きしました。
しかし槍は謙信に当たらず、馬の三頭(さんず)に当たった為、馬が驚いて戦場を走り去ってしまいました。
原大隅は信玄の危機は救いましたが、謙信を取り逃がした無念から傍にあったこの石を突き通した所以から執念の石と呼ばれています。
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武田信玄と上杉謙信の一騎打ちの像

執念の石近くには有名な武田信玄と上杉謙信の一騎打ちの像もあります。
上杉謙信が一騎打ちで切りかかり、武田信玄が軍配で防御している迫力ある像で、人気の撮影スポットです。
武田信玄の像の横には信玄が軍旗に用いた有名な風林火山の旗がはためいています。
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逆槐

永禄4年(1561年)の川中島の戦いで武田信玄は山本勘助の進言により、八幡原と呼ばれていたこの場所に土塁を積み重ね、矢来(やらい)を組み、盾をめぐらして本陣を置きました。
その際、土塁の土留めとして自生の槐の杭を根を上にして打ち込んだものが芽を出し、巨木に成長したものが逆槐と呼ばれています。
周囲には低い土塁の跡も見え、これは信玄本陣を示す桝形陣形(ますがたじんけい)跡と伝わります。
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三太刀七太刀之跡

逆槐近くには三太刀七太刀之跡(みたちななたちのあと)の碑があります。
永禄4年(1561年)に上杉謙信が武田信玄に一騎討ちした場所と伝わり、その際に謙信が3度斬りつけ、信玄は軍配団扇(ぐんばいうちわ)で受けましたが、団扇に7つの傷が残っていました。
その為、この地は三太刀七太刀之跡と呼ばれています。
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「敵に塩を送る」言葉が生まれた首塚

八幡社の境内には川中島の戦いで戦死した武田・上杉軍の約6,000を埋葬した塚のひとつである首塚があります。
武田方の高坂弾正(こうさかだんじょう)が敵味方関係なく手厚く葬り、これを知った上杉謙信が大変感動し、武田氏が塩不足で困っていた際は恩に報いる為、塩を送ったエピソードが伝わります。
今日伝わる「敵に塩を送る」はここから生まれたといわれています。
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御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことが可能で、初穂料は300円~500円で複数種類あります。
(オリジナル御朱印帳も取り扱っており初穂料は1,700円~2,300円でこちらも複数種類あります。)

おわりに

川中島古戦場(八幡社)神社所要時間ですが、ゆっくり見学した場合で約30分でした。
八幡社には川中島の戦いの史跡である、三太刀七太刀之跡、執念の石、逆槐が残っており、歴史に触れることができて感動しました。
首塚は有名な「敵に塩を送る」言葉が生まれた場所で、武田信玄と上杉謙信の一騎打ちの像も見ごたえがありました。
近くには川中島の戦いと関係が深く、日本100名城のひとつである松代城(海津城)跡もありますので一緒に観光するがおすすめです。
見どころいっぱいの川中島古戦場(八幡社)神社に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

川中島古戦場(八幡社)神社
住所 長野県長野市小島田町1362
電話番号 川中島古戦場八幡社:026-278-2673
拝観日時 終日可能
休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・JR線「長野駅」下車、3番乗り場の古戦場経由松代行きバス約20分乗車、川中島古戦場バス停下車徒歩すぐ
■自動車を利用
・カーナビで川中島古戦場跡を検索
駐車場 普通自動車が145台収容できる無料駐車場あり